高田郁『みをつくし料理帖』

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

江戸時代を舞台に天才料理人・澪の奮闘を描く、北川景子主演でドラマ化もされた連作短編集シリーズ。
著者はもともと漫画原作者というだけあって、漫画のようなキャラ設定や、軽めでテンポが良く続きが気になるストーリー仕立てで、飽きずに楽しめる。ストーリーそのものはわりとよくある展開で先が読めなくもないのだが、それはそれで読んでいて安心感があるとも言える。短編一本の長さとしてもちょうど良い。
澪が作った料理を食べた時の登場人物たちの反応を見ていると、美味しい料理を食べたい／作りたい欲求が膨らんでくる。
とりあえず、鰹飯は真似てみた。